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ショートストーリー

今日は週に一回のキリスト教学の日だったので教会に行きました。そこで、私の娘が通っていた
中学、高校がサレジオ会系のミッションスクールだったので、そのサレジオ会の人達が作っている
冊子が置いてあり、興味があったので家に持って帰りました。アパートでゆっくり読んでいると
とても心にじんわりと染み入るようなショートストーリーが載っていたのでご紹介の記事を書いています。
以前、統合失調症と共に歩む会の長根山さんが、私達は笑うよりも泣くほうがストレス発散には
効果があるのだということを教えて頂いたので、このストーリーが皆さんの何かの役に立てれば、と
思います。
以下の文です。
******************

人間さん。

文:ノゾエ征爾

人間さんは、ある時、2体のロボットを作りました。”少年ロボット”と、”大人ロボット”です。
人間さんは、少年ロボットには少年の心を、大人ロボットには大人の心をインプットしました。

少年ロボットは、悪さややんちゃばかりをしていました。そのたびに、大人ロボットが叱りました。
少年ロボットは小うるさい大人ロボットなんていなくなればいいのにと思っていました。

ある時、少年ロボットは、車にひかれて、右腕が粉々になってしまいました。
世界には部品が残っていないので、もうどうすることもできません。
すると大人ロボットが人間さんに言いました。
「ワタシノ右腕ヲ 少年ニあげてクダサイ」
「だけどそうしたら、君の右腕がなくなっちゃうぞ?」
「ダイジョウブです。」
人間さんは、渋々従うことにしました。
そうして大人ロボットの右腕が外され、少年ロボットの取りつけられました。

少年ロボットは、右腕だけ不格好になって、好きではありませんでしたが、ないよりマシだと思いました。
そうしてまたやんちゃに遊びまわりました。

またある時、少年ロボットは、トラックにひかれて左足がつぶれてしまいました。
すると大人ロボットが人間さんにお願いしました。
「ワタシノ左足を少年にアゲテクダサイ」
「だけどそうしたら、君の左足がなくなっちゃうぞ?」
「ダイジョウブデス。」
人間さんは渋々、大人ロボットの左足を少年ロボットに取り付けました。
少年ロボットは、左足まで不格好になって悲しい気持ちでしたが、歩けないよりはマシだと
思いました。そうしてまた、やんちゃに遊びまわりました。
右腕と左足がなくなった大人ロボットは、遠くからその様子を眺めていました。

ある時、人間さんが、ひどく落ち込みながら帰ってきました。
「少年ロボットが電車にひかれて…」
少年ロボットの頭だけが残っていました…。
大人ロボットは、残されたその頭をじっと見つめていました。

それから数日。
少年ロボットが目を覚ましました。
起き上ってみると、自分の体全部が大人ロボットになっていました。
右腕と左足のない、あの体です。横を見ると、人間さんが泣いていました。
人間さんの腕の中には、大人ロボットの頭が抱かれていました。
少年ロボットは、少し申し訳ない気持ちになりましたが、体を不格好だし、
右腕も左足もないしで、とても暗い気持ちになりました。
大人ロボットへの感謝もなく、逆に、うるさいのがいなくなって良かった、くらいにしか
考えていませんでした。

ある時、どこからともなく女の子ロボットが現れました。少年ロボットは、
不格好な自分を恥ずかしく思いましたが、女の子ロボットは、構わず仲良くしてくれました。
少年ロボットは、次第に女の子ロボットの事が好きになっていきました。

そんなある時です。
女の子ロボットの足が、雷に打たれて爆発してしまいました。少年ロボットは、
右足がなくなってしまった女の子ロボットの姿を見て嘆き悲しみました。
そして人間さんに叫びました。「オレノ右足をあげて!」
人間さんは驚いて聞き返しました。
「えっ?しかし君はすでに左足がないから…」
「…ダイジョウブデス!」
少年ロボットは、棚に飾られた大人ロボットの顔を見て泣いていました。
大人ロボットの気持ちがようやく伝わった。
人間さんは、うれし泣きをしながら、少年右足を女の子ロボットに取り付けました。

そうして両足が無くなった少年ロボットですが、女の子ロボットに車いすを押してもらいながら
今日も仲良く過ごしています。
人間さんは微笑ましくその様子を眺めています。
人間さんは、ふと、大人ロボットの顔が微笑んだように見えましたが、それはきっと
気のせいではなかったような感じがしました。
**********************

サレジオ会を作った、ドン=ボスコの言葉があります。

私は一人の貧しい神父にすぎない。
でもこれから先、たとえ一切れのパンしか持っていない時でも、
それを君と半分にするよ。


献身的な愛、無償の愛について学ぶことができる文と言葉です。
私も澄んだ目を持って、このような愛の世界に生きられたらいいなぁ、と思います。



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素晴らしい話をありがとう♪

ビックリしました^^;;

キリスト教は奥が深いですよね。
心に染み入る物語。私は少し泣きました。

ろろさん。URLを貼って頂けたのですね。これでブログが繋がりましたね。
時々、訪ねさせて下さい。
プロフィール

cocottoland

Author:cocottoland
私のブログを訪ねて頂いてありがとうございます。私は1964年生。統合失調症です。離婚歴があり、娘は主人と一緒に遠くで暮らしています。娘との連絡手段はメールと電話のみです。

主人は最近再婚しました。(2110年)新しい娘のお母さんは、とてもいい人のようで安心しています。

私は一人暮らしですが、近くに母が元気で暮らしています。父は2013年10月31年に霊山へ旅立ちました。4歳年上の姉が一人います。家族関係は良好です。(以前は違いましたが…。ホオポノポノのお陰です。)

ホオポノポノによって元気を取り戻していく過程は劇的でした。今すごく幸せで充実した日々を過ごしているので、その中身を皆さんとシェアできたら、と思いブログを作りました。

皆さん、ゆっくり遊んでいってくださいね!



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